なぜブログを再開するのか?
ゲーミングデバイスのECを運営していると、「速さ」「勝率」「遅延」といった言葉が毎日飛び交います。
でも、その「速さ」はデバイス単体で決まるわけじゃありません。PCやOS、通信方式、表示デバイス、そしてプレイヤーの操作感覚まで、いろいろ噛み合って初めて「狙ったとおりに動く」が成立します。
一方で情報は、断片的だったり専門用語だらけだったり、逆にふわっとしすぎていたりして、「結局なにを選べばいいの?」になりがちです。
このブログではゲーミングデバイスに加えて、IT、AI、経営、EC、マーケ、英語といった自分のバックグラウンドも使いながら、小規模事業者ならではの視点で「ちょっと難しい話を“日々の読み物”にする」のが目標です。「新しいトレンドをざっくり体系的に把握する」ことに興味がある人が気軽に読める場所にしたいと思ってます。
扱うテーマはこんな感じです:
●ゲーミングデバイス(技術トレンド中心)
●IT(OS、USB、無線、遅延、プロトコル)
●AI(小規模事業者における活用事例)
●経営(税務・決算、キャッシュ、判断)
●EC運営(どちらかというと悩みの吐露が多いかも)
●マーケ(商品企画中心。前職の経験も含めます)
●英語(海外情報の読み解き、異文化コミュニケーション)
デバイスの話からいきなり経営の話に飛んだりと最初は方向性が定まらない可能性大ですが、「リアル」な情報をお伝えしていきたいと考えています。
というわけで1本目はウォーミングアップとして、「2026年ゲーミング技術のトレンド」をお届けします。
2026年のゲーミングデバイスを一言でまとめるなら、「速さ」そのものより、「速さを崩さない設計」が主役になっていく、です。もちろん無線の進化(UWBなど)や、ラピッドトリガーの広がり(マウス+ハプティック等)みたいな「分かりやすい新要素」もあります。ただ、競技目線で本当に効いてくるのは、ピーク性能より「試合中ずっと同じ感覚で動くかどうか」ではないかと考えています。
2026年ゲーミング技術のトレンド
●UWBなど次世代無線:低遅延化だけでなく、干渉耐性・安定性を改善
●高ポーリングレート(2K/4K/8K):ピーク性能より、実運用での安定とCPU負荷のバランスが重要
●ラピッドトリガー(HE/磁気式):押し引きの反映を速くしつつ、環境に影響されない設定の再現性が新しい価値に
●デッドゾーン縮小(HE/TMR等):初動の空白をどこまで縮小できるか(理想はDZゼロ)
●光学スイッチ/光学センサー(クリック・ホイール含む):磁気式からの正統進化。非接触化により物理的なチャタリングや劣化、個体差を抑える
●オンボードプロファイル保存:大会・遠征・PC変更でも挙動が崩れにくい
●置くだけ充電/電源管理:バッテリー起因の性能変動を抑え、運用を安定させる
●ハプティック搭載:ラピトリや接触センサー類のフィードバック補完
たとえば高ポーリングレート。数字だけ見れば上げたくなりますが、環境によってはCPU処理やUSB周りの負荷が増え、フレームタイムが荒れることがあります。平均FPSが高くてもたまにカクッとする瞬間が出れば、撃ち合いの最中に照準がズレる原因になり得ます。同じように無線も低遅延の“平均値”より、干渉・距離・受信機の置き方・USBポートの相性などで乱れないことが重要になります。結局、速いはずなのに「たまに崩れる」が発生します。
さらに、設定ソフトや常駐アプリ、ファーム更新の安定性、オンボードメモリ保存の有無、バッテリー管理やデバイス温度管理まで含めて、体感を一定に保てるかが評価ポイントになっていきます。2026はスペックの最高値を競うフェーズから、「実戦で安定して速い」ものが選ばれるフェーズへ進むと予想しています。
2026年はもっと「Mad Catzらしい」商品を皆さまにお届けできるよう、グローバル本社と連携して頑張って参ります。