UWBの話題で最近よく出てくるのが、「AirTag 2は国や地域の電波規制の影響で、本来の性能が出し切れない場合がある」という点です。UWBは“同じ技術”でも、使える周波数帯や運用条件(屋内・屋外など)が地域ごとに違うので、グローバル製品ほど影響を受けやすい。話題になりやすいのは、AirTagのように「屋外で探す」「距離が伸びるほど嬉しい」製品だからだと思います。
一方で、ゲーミングデバイスでは様子が変わります。まず前提として、ゲーミングデバイスは基本的に屋内利用です。さらに、無線に求める価値もAirTag系とは違って長距離でつながることより 近距離で安定すること、そして 切替や認識が迷わないことが重要になります。極端に言えば、ゲーミングマウスやキーボードは「数メートルちゃんと届けば十分」で、長距離の通信レンジは必須ではありません。
この前提だと「屋外運用で制約が強い帯域がある」という規制は基本屋内利用のゲーミングデバイスにおいては影響がありません。日本でもUWBは屋内・屋外で扱いが分かれていて、屋外は上限が絞られる一方、屋内は別枠で使える帯域が整理されています。
もちろん注意点はあります。ノートPCを屋外で使う人もいますし、半屋外のイベントもありますので、この点は現状不透明なままです。
一方、総務省も段階的に屋外利用の拡大を想定して順次対応を進めておりますので、将来日本でもAirTag 2がフルスペックで使えることになると思われます。