「セキュリティ」と「利便性」はいつも「両天秤」
私のECサイトはShopifyを使っています。便利で強力な仕組みですが、運営していると「理想どおりにはいかない現実」にもぶつかります。昨年、その代表がクレジットカードの不正利用でした。被害は数十万円単位。正直かなり堪えました。。。
その後、Shopify側の不正利用検知(判定ロジック)が改善され、同じような被害はほぼ出なくなりました。これは本当にありがたく、守りが強くなるだけで運営側の安心感がまるで違います。
ただ、ここからが難しいところです。
最近、XのDMやメールで「他では普通に使えるクレジットカードなのに購入できない」という相談が増えました。以前はほとんど来なかった内容です。つまり、不正利用の検知が強化された反面、正しい購入までも弾いてしまうケースが一定数出てきた、ということになります。
結局のところ、セキュリティと利便性は両天秤です。
守りを強めれば、事故は減る。でも同時に正規ユーザーの一部に不便が発生する。逆に購入をスムーズにすれば、その分だけ悪用の余地が増える。どちらも「正しさ」はあるのに、同時には満たしてくれない。。。
そもそもこの天秤を成立させてしまっている根っこは何かというと、不正利用で稼ぐ“犯罪組織”がこの世に存在していることです。事業者も利用者も、本来なら余計なストレスを負う必要はないのに、犯罪があるせいで、仕組みがどんどん“疑ってかかる設計”になっていく。これは本当に残念なことだと思います。
ネット技術やAIが進化している今だからこそ、こうした組織が国境を越えて摘発され、被害が減っていく未来を願っています。セキュリティが強くなるだけではなく、「普通に買いたい人が普通に買える」世界に近づいてほしい。ECサービスの運営側としても、利用者としてもそう願っています。